はじめに 昔から、「悪いことをすると、お化けが来るよ」「いけないことすると祟りがあるんだよ」 「罰が当たるよ」 と。 子供だった自分達は恐ろしい絵やお話と一緒にそう教えられたものです。 怖くて眠れなかった記憶と一緒に、その「怖い存在」に対する畏怖や畏敬を無意識のうちに学び、 自然に自分を律することが、ごく当たり前のことでした。 昔話を聞くことが少なくなった昨今、確かに今は「怖いもの」がきちんと機能していない世の中に なってしまった気がします。 いつの間にか、子供達にとって、お化けや幽霊より、人間のほうが怖いものになっていました。 でも、その恐怖は畏怖も畏敬も伴わない不条理な歪みです。 だから普段、漫画や小説を生業にしている私達(有)La・Moonに、少し大きくなった子供達にも 届けられる方法で正しく「怪談」をやって欲しいと、四谷怪談で有名な「お岩さん」を祀っている 四谷於岩稲荷田宮神社の禰宜でらっしゃる栗岩さんよりお話を頂きました。 「怪談」界のスーパースターであると同時に、芸事を極める各方面の方々に、篤く信仰されている 「お岩様」からのお話です。 「教育に怪談は必要」と栗岩さんがおっしゃる通り、残し、伝えていかなければいけないものだと 私たちは考えます。 そこで、正しい形で「怪談」をこれから大きくなる子供達へ、そして昔子供だった大人の方達へ 伝えていく為に「子供と、子供だった大人の為の怪談を守る会」を立ち上げました。 《活動方針》 漫画や小説、絵本や電子媒体等において、学校図書や、保育施設、病院、養護施設などで、 これから大人へ育っていく子供達へ、また子供を育てる大人へ向けた作品の提供。 また、2次元だけでなく、舞台やイベント公演で、音と、光、役者による生の演技によって 空間そのものの中で感じ取っていただける作品の公演活動。 |
四谷於岩稲荷田宮神社勧進奉納舞台
『なぞらえ屋〜不思議底七歌〜』 公式サイトはこちら |